フォーラム2002の概要

写真 フォーラム2002会場風景

プログラム
  • 日 時
  • 2002年8月3日(土)
  • 12:45~17:00
  • 場 所
  • ホテルアナガ
    (兵庫県三原郡西淡町阿那賀)
  • 内 容
  • (1)基調提案(10:30~11:00)
  • (2)基調提案(11:00~11:30)
    • 大星公二
    • 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ相談役
  • (3)課題提起(11:30~12:00)
  • (4)討論(13:00~15:30)

井植敏淡路会議代表理事の挨拶に続いて、ユネスコのアブドゥル・ワヒード・カーン事務局長補から、アジア太平洋地域の異文化交流を促進する手段としてITは絶大な威力を発揮するが、そのためには、誰もが平等に情報にアクセスできる環境づくりが必要であるとの提言をいただきました。
 また、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの大星公二相談役からは、情報・技術の交流やアジア各国間の人的な交流の促進を通じて、ITのネットワークをアジア全域に拡充し、アメリカやEUと対等に交流できるようレベルアップしていくことが必要であるとの提言をいただきました。
 2つの基調提案を受けて、大阪大学大学院工学研究科の森永規彦教授から、ITの存在意義は、世界規模での異文化理解を促進し、世界平和と人類の繁栄を築くこと、企業経営や地域の活性化に対する強力なツールとしてだけでなく、個人の生活や活動の支援ツールとしてきわめて有効なこと、さらに、フェイス・ツー・フェイスによる交流が重要性を増している-と討論の視点をまとめていただきました。
 昼食をはさんで、フォーラムの後半は、神戸大学国際文化学部の須藤健一学部長と森永規彦教授の共同進行により、討論が行われました。デジタル・ディバイド、人と情報の交流、異文化理解の促進とIT、eラーニングなど、様々な観点から、2時間余りにわたって活発な討論が展開されました。
 最後に、淡路会議声明起草委員会を代表して須藤健一学部長から、2日間にわたる淡路会議の総括となる「アジア太平洋地域における人と情報の交流に関する声明」の素案が読み上げられ、メンバー全員の賛同を得て確認されました。

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