アメリカにおける日本・アジア研究の権威であり、日米両国でベストセラーとなった『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(Japan as No.1: Lessons for America (Harvard U. P., 1979) の著者。多年にわたりアメリカは日本から学ぶべきと主張した。教育活動、書物、講演を通じ、先見性をもって極東とアメリカとの間の架け橋を造る努力を行った。特に、日本を始め、韓国、台湾、香港、シンガポールなどのアジア諸国の経済発展の秘密を解き明かし、著作等を通じ、アジアを広く世界に知らせるべく情報発信を続けてきた。ハーバード大学で教鞭をとり、中国、日本社会、東アジアの工業化を教授。日本語のみならず中国語も堪能であり、現在は中国研究(鄧小平研究)にも熱心に取り組んでいる。 ヴォーゲル氏は一貫して日本を含む東アジア諸国を分析し、様々な方法で精力的に欧米諸国に対して情報発信に努めており、東アジアへの理解を大きく前進させた功績は極めて大で、「アジア太平洋地域における実践活動を通じて国際交流、地域発展に顕著な貢献をした者」に贈られる「アジア太平洋文化賞」の名に相応しいと考えられる。