21世紀文明研究セミナー2010
(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構は、阪神・淡路大震災の10年間にわたる復興過程の総括検証を踏まえ、大震災が提示した近代文明の課題について研究し、国内外の政策形成に向けて情報発信するために設立されました。 私たちの生きる21世紀文明社会には、貧困や災害、環境変化、健康被害など様々な問題があり、これらを乗り越えて人類が平和に生活するための技術=「平和の技術」の創造が求められています。このセミナーでは、当機構をはじめHAT神戸などに集積する国際・研究機関による知的ネットワーク(※DRA)を活用しながら、課題解決に向けた方策を受講者の皆様とともに探索します。 |
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※国際防災・人道支援協議会(DRA)とは:国際的な防災・人道支援活動への貢献を目的とし、HAT神戸を中心とした防災関係機関で構成される国際・研究機関の集まりで、当セミナーの共催団体です。 |
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共通テーマ | 安全安心研究の最前線 | 健やかな長寿社会に向けて | 地震災害への対応 | 地球温暖化への取組み | 美術館の役割 | ||||||
1 | 日程 | 10月19日(火) | 10月6日(水) | 10月12日(火) | 10月5日(火) | 10月15日(金) | |||||
テーマ | 安全安心研究の最前線について | 公‐民の関係の転換期 - 政府はどのような役割を果たすべきか - |
首都直下地震と阪神淡路大震災 | 地球温暖化防止に向けて | 美術館が果たす役割 | ||||||
講師 | 林 敏彦 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究統括、同志社大学政策学部政策学科特別客員教授 |
矢野 秀利 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部上級研究員、関西大学社会学部教授(社会システムデザイン専攻) |
中林 一樹 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター上級研究員、首都大学東京 大学院都市科学研究科 教授 |
鈴木 胖 (財)地球環境戦略研究機関関西研究センター所長 |
蓑 豊 兵庫県立美術館館長 |
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キーワード | 危機管理サイクル、安全と安心、災害と環境、非伝統的安全保障 | 公共概念の見直し、税制、スリムな政府、持続性のある公 | 首都機能、帰宅困難者、都市復興、仮設市街地、事前復興 | 化石燃料の大量消費、気候温暖化、原子力、再生可能エネルギー、市民参加 | 美術館が街を変える、ミュージアムロード、にぎわいづくり | ||||||
2 | 日程 | 11月12日(金) | 11月24日(水) | 10月20日(水) | 10月26日(火) | 11月5日(金) | |||||
テーマ | 所得や経済成長で安全安心は買えるか | 「新しい公共」をめぐるボランタリズムの意義と限界 | 歴史的建造物と地震災害 | 気候変動対策国際交渉と低炭素技術のインドへの適用 | 県立美術館のコレクション | ||||||
講師 | 林 万平 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部研究員 |
久保田 裕之 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部研究員 |
清野 純史 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター上級研究員、京都大学大学院工学研究科教授 |
志々目 友博 (財)地球環境戦略研究機関関西研究センター副所長 |
出原 均 兵庫県立美術館常設展・コレクション収集管理グループリーダー |
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キーワード | 安全安心、経済成長、雇用形態 | 新しい公共、NPO・NGO、ボランティア活動、社会的企業、家族のオルタナティブ | 歴史的建造物、地震被害、イラン・バム地震、耐震性評価、文化遺産 | 気候変動対策国際交渉、技術移転、インド、低炭素技術 | コレクション展、収集方針、作品の購入、寄贈 | ||||||
3 | 日程 | 11月26日(金) | 12月1日(水) | 11月17日(水) | 11月10日(水) | 12月3日(金) | |||||
テーマ | 福祉産業は地域に安心の経済循環をもたらすか | 高齢社会の医療 | 大地震時の交通対策 | 家庭部門のCO2排出量削減 - うちエコ診断事業の成果と行政施策への展開 - |
展覧会見学とレクチャー ザ・コレクション・ヴィンタートゥール |
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講師 | 桜井 靖久 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部主任研究員 |
後藤 武 (財)兵庫県健康財団副会長兼理事長 |
中川 大 (公財)ひょうご災記念21世紀研究機構人と防災未来センター上級研究員、京都大学大学院工学研究科教授 |
飯野 博夫 (財)地球環境戦略研究機関関西研究センター主任研究員 泉 美江子 (財)ひょうご環境創造協会環境創造部次長兼温暖化対策課長 |
速水 豊 兵庫県立美術館特別展・国際交流グループリーダー |
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キーワード | 福祉・介護 まちづくり 産業連関分析 | 生活習慣病、医療サービス、医療制度 | 緊急輸送、交通渋滞、交通規制、緊急自動車、物資供給 | 温暖化対策、家庭部門、CO2排出量、見える化、行政施策の展開 | 海外美術館のコレクション、日本初公開の印象派絵画 | ||||||
4 | 日程 | 12月15日(水) | 12月22日(水) | 12月10日(金) | 12月8日(水) | 1月21日(金) | |||||
テーマ | エコビレッジは低炭素社会の集落モデルになりえるか | 高齢化と介護保険 〜家族介護者の評価と支援について〜 |
国内外の災害医療 | 環境先進地域・関西 〜低炭素社会構築に向けた貢献〜 |
震災のことを美術を通じて伝える | ||||||
講師 | 山崎 亮 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部主任研究員 |
張 帆 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構調査研究本部特別研究員 |
甲斐 達朗 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター上級研究員、大阪府済生会千里病院副院長・千里救命救急センター長 |
藤原 幸則 (社)関西経済連合会理事・経済調査部長 |
河ア 晃一 兵庫県立美術館 館長補佐、企画・学芸部門マネージャー |
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キーワード | 低炭素社会、集落、エコビレッジ、多自然居住地域 | 介護保険、合理性の罠、家族介護、現金給付、地域社会 | 広域患者搬送、DMAT,災害医療の3Ts、病院の脆弱性 | 環境・エネルギー技術、低炭素社会構築、アジアへの貢献 | 震災と美術、記憶、役割 | ||||||
5 | 日程 | 1月26日(水) | 1月28日(金) | 1月19日(水) | 1月12日(水) | 2月18日(金) | |||||
テーマ | 緊急時に首長は誰を頼れるか - 災害時の課題と首長の果たすべき役割 - |
女性・高齢者の就労支援と家庭支援および雇用の創出 - 地域における就労機会の増大戦略 - |
サイコロジカル・ファーストエイド 〜こころのケガの応急手当〜 |
地球温暖化防止の国際枠組み、及び、わが国の低炭素経済の構築に向けた国と自治体の役割を探る | 美術品を守る 保存修復の世界 | ||||||
講師 | 紅谷 昇平 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター研究主幹 |
阿部 真大 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部主任研究員 |
明石 加代 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構こころのケアセンター主任研究員 |
浅岡 美恵 NPO法人気候ネットワーク理事長、弁護士 |
田中 千秋 兵庫県立美術館保存修復グループリーダー |
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キーワード | 自治体、知事、市町村長、災害対応、危機管理 | 女性・高齢者・就労・介護・地域 |
災害、こころのケア、トラウマ、回復力 | 地球温暖化の脅威、低炭素経済の構築、80%削減 | 美術品の修復、美術館の環境、美術品を伝える | ||||||
6 | 日程 | 2月25日(金) | 2月2日(水) | 2月4日(金) | 2月9日(水) | 3月4日(金) | |||||
テーマ | 国際的な災害対応に日本は何ができるか | 国際的視点から見る高齢化問題 〜WHOが推進する長寿社会のあり方〜 |
災害対策をめぐる国際協力の仕組み | 地球環境の変動に関する国際的な研究について | 個人コレクションと美術館 | ||||||
講師 | 楠 綾子 関西学院大学国際学部准教授 |
狩野 恵美 WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)テクニカル・オフィサー |
林 万平 (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部研究員 |
藤塚 哲朗 アジア太平洋地球変動研究ネットワーク事務局長、(財)地球環境戦略研究機関APNセンター長・関西研究センター参与、兵庫県農政環境部参事 ※講師が 今成行裕 に変更となりました。 |
坂上 義太郎 BBプラザ美術館顧問 河崎 晃一 兵庫県立美術館館長補佐、企画・学芸部門マネージャー |
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キーワード | 国際防災協力、自衛隊、JICA、国連 | 世界保健機関(WHO)、Active Aging、高齢者に優しい都市づくり、国際的事例 | 復興基金、コミュニティビジネス、NGO、経済復興、四川大地震 | アジア太平洋地域、地球環境変動、研究・政策ネットワーク | コレクター、美術作品、社会貢献 |
特色 | |||
「安全安心」「共生社会」「防災」「環境」「芸術」の5分野30講座から、関心のあるものだけを選ぶことができます。 各分野の講義はそれぞれの共通テーマに基づき構成され、分野単位で受講されるとより理解が深まります。 一流の講師陣による90分間のプレゼンテーションとディスカッションをラウンドテーブル方式により実施します。 研究者や行政・企業など実務者、大学院生、NPO関係者、一般県民など高度で専門的な知識を求める受講者と講師による異分野交流やネットワーク形成の促進を目指します。 講座単位で自由にお申し込みいただけます。ご関心や調査中の課題に応じて、分野横断的に受講いただけるのが特色です。 |
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開催場所 | |||
人と防災未来センター 東館 |
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主催 /共催 | |||
(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構 /国際防災・人道支援協議会(DRA) |
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お問い合せ先 | |||
公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 |
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