平成20年度 21世紀文明研究セミナー 《 A 安全安心・共生社会 》 |
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分野 |
講義内容 |
配付資料 |
A 安全安心・共生社会 @ |
冷戦終結とともに、世界各地でさまざまなかたちでの民族紛争、部族紛争が多発している。こうしたなか、「市民社会」の代表としての国際NGOの役割がますます重要になってきた。講義では、診療と現地からの証言を活動の基本理念とする「国境なき医師団」およびそこから分裂した「世界の医療団」をとりあげ、新たな人道援助のあり方について考える。また、とりわけ「世界の医療団」が提起した人道的介入の権利・義務が、国際紛争の解決策に与える影響についても考えてみたい。 |
A-1
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平成20年10月17日(金) 16:00〜17:00 |
冷戦後の人道援助
〜「国境なき医師団」と「世界の医療団」〜 |
浜田 道夫 |
兵庫県立大学経済学部国際経済学科教授
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分野 |
講義内容 |
配付資料 |
A 安全安心・共生社会 A |
暮らしの安全安心をおびやかす危機要因は、自然災害のほかに、事故、犯罪、食の安全や高齢社会の将来への不安など多数あります。行政の管轄はそれぞれの原因に応じて分かれていますが、私たちはすべての危機要因に同時にさらされています。災害対応から食の安全まで、政治・行政、企業・市場、家族・コミュニティは何を求めてどう対応すればよいのでしょうか。 |
A-2
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平成20年10月24日(金) 16:00〜17:00 |
安全安心社会に向かって
〜 災害から食まで〜 |
林 敏彦 |
(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究統括(安全安心なまちづくり政策研究群担当) 、放送大学教授 |
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分野 |
講義内容 |
配付資料 |
A 安全安心・共生社会 B |
戦前の直系制家族から戦後の夫婦制家族をへて、今日、21世紀型の家族モデルが登場しはじめている。制度(規範)拘束的でも、集団(役割)拘束的でもない、その新しい家族は、個人が各自の生活選好を表明しあい、互いに家族ライフスタイルを合意形成しながら創りあげていく「合意制家族」である。そこには期待と不安が錯綜している。新しい家族を問いつつ、理想的な家族ライフスタイルをともに模索してみたい。 |
A-3
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平成20年10月31日( 金 ) 16:00〜17:00 |
21世紀型の家族モデルとしての合意制家族
〜家族ライフスタイルと家族の絆 〜 |
野々山 久也 |
(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究統括(共生社会づくり政策研究群担当) 、甲南大学文学部教授・博士(社会学) |
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分野 |
講義内容 |
配付資料 |
A 安全安心・共生社会 C |
画一的だと考えられてきた日本社会は、近年急速に多様性を増している。日本人同士でも、これまで所与の共通事項だった価値観や規範が、必ずしも受け入れられなくなっている。
このとき求められている他者とつながる技法とはなんだろうか。人の「脆弱であるということ」が引き出す、社会の応答可能性に着目して考えてみたい。 |
A-4
なし |
平成20年11月26日(水) 16:00〜17:00 |
共生社会における想像力
〜脆弱性への応答〜 |
越智 祐子 |
(財)ひょうご21世紀研究機構 研究調査本部研究員
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分野 |
講義内容 |
配付資料 |
A 安全安心・共生社会 D |
この講義では「人間の安全保障」の概念の起源とその国際的な政治・社会背景を振り返り、20世紀型の「国家の安全保障」に対して「人間の」安全保障として提起された意義を再考する。人間の安全保障の概念は「個人の日常生活における心配事」への配慮(人間中心主義)を基礎に、今日のグローバル時代には人々や国々が相互依存の関係にあること、また安全への脅威に対しては後手での介入よりも早期の予防が重要であることを強調している。「テロとの戦い」(War on Terrorism)という20世紀型安全保障の極限のシナリオが崩壊しつつある現在、日本の国際社会での貢献はどのようにあるべきか、また、地域の中でこの概念はどのように生かされるかを皆さんと考えたい。 |
A-5
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平成21年1月23日(金) 16:00〜17:00 |
人間の安全保障と国際社会における日本の進路 |
牧野 松代 |
兵庫県立大学経済経営研究所長 ・教授
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