基調提案1:「国際人口移動と移民政策」
- 江崎 禎英 ●資源エネルギー庁エネルギー政策企画室長
- 〔発言要旨〕
近年、中国・インドを始めとするアジア諸国のエネルギー需要の急増や、資源国における供給余力の低下・資源ナショナリズムの高まりなどによって、国際的なエネルギー需給が逼迫しつつある。また、人類共通の課題である地球環境問題への対応も、全ての主要排出国を取り込んだ本格的な取り組みに発展させることが必要となっている。
こうした状況下、持続可能な社会の構築に向けて、日本として如何なるエネルギー政策を企画し、かつ、世界に向けてメッセージを発信していくかについて説明する。特に、今後我々が直面する諸問題に対するエネルギー技術の重要性について触れるとともに、エネルギー政策における環境問題の意義について考える。