プロフィール

松浦 晃一郎 (記念講演)
  •  ユネスコ事務局長
  • 東京大学法学部在学中(1958年)外交官試験に合格。1959年に外務省に入省。アメリカ局北米第一課長、経済協力局開発協力課長、アメリカ大使館参事官、大臣官房審議官、香港総領事、経済協力局長、北米局長、外務審議官などを歴任。この間、1992年1月から2年あまり、先進国サミットのシェルパを務めた。1993年の東京サミットでは、G7のシェルパ・グループの議長を担当。1994年特命全権フランス大使。1999年11月に日本人としては初めての、ユネスコ事務局長(第8代)に就任。主な著書に、「援助外交の最前線で考えたこと」、「歴史としての日米関係・日米同盟の成功」、「先進国サミット・歴史と展望」などがある。また、外国語で書かれた著書に、「Focusing on the Future Japan's Global Role in a Changing World」(英語)、「Développement et Perspectives des Relations entre le Japon et la France」(フランス語)がある。1994年フランス国家功績勲章グラン・オフィシェ章受章。
五百旗頭 真 (パネルディスカッション・コーディネーター)
  •  神戸大学大学院法学研究科教授
  • 1967年京都大学法学部卒業。1969年同大学院法学研究科修士課程終了(政治学専攻)。1976年広島大学助教授、ハーバード大学客員研究員(1977年~1979年8月)を経て、1981年神戸大学法学部教授。1987年京都大学法学博士。1990~1991年にはロンドン大学客員研究員を務める。2000年4月から、神戸大学大学院法学研究科教授を併任。 主な著書は、「米国の日本占領政策_戦後日本の設計図(上・下)」(サントリー学芸賞)、「日米戦争と戦後日本」(吉田茂賞)、「占領期_首相たちの新日本」(吉野作造賞)などがある。国際交流基金日米センター評議会座長、小渕内閣「21世紀日本の構想」懇談会第一分科会座長を務めた。日本政治学会理事長、日本国際政治学会理事、日本国際法学会理事、アメリカ学会理事。
猪口 邦子 (パネルディスカッション・パネリスト)
  •  上智大学法学部教授
  • 1975年上智大学外国語学部卒業。1977年米国エール大学大学院政治学部修士課程修了(M.A.取得)、1982年、同大学院政治学部博士課程修了(Ph.D.取得)。1981年より上智大学助教授。米国ハーバード大学国際問題研究所客員研究員(1983年_1989年)等を経て、1990年から現職。主な著書に「ポスト覇権システムと日本の選択」、「政治学のすすめ」、「戦争と平和」(吉野作造賞)などがある。日本国際政治学会理事、日本平和学会理事、日本政治学会会員、大学審議会委員、運輸政策審議会委員、地方制度調査会委員ほか。
フランシスコ・シオニール・ホセ (パネルディスカッション・パネリスト)
  •  作家(フィリピン)
  • ルソン島中部平原の小さな町に生まれ、マニラのサント・トーマス大学文学部在籍(1946-48)の頃から小説を書き始めた。マニラタイムズ・サンデーマガジン誌編集局長(1949-60)、アジアマガジン・ホンコン誌編集局長(1961-62)などを経て、1965年ソリダリダッド(団結)出版社を設立。1966年より「団結」誌を編集・発行。また、1958年には国際ペンクラブ・フィリピンセンターの設立にあたっても中心的な役割を果たした。代表作は、「ロサレス物語」で、「ポーオン」「木」「わが弟、処刑」「仮面の群れ」「民衆」(作品が描かれた背景の年代順)の5部からなる大河小説。これらは1880年代から90年間にわたるフィリピンの魂の記録と言われている。ホセ氏はフィリピン作家の中で最も多く外国で翻訳されている作家で、日本でも「民衆(上・下)」「仮面の群れ」が出版されている。「民衆」でラモン・マグサイサイ賞文学部門賞受賞。
貝原 俊民 (パネルディスカッション・パネリスト)
  •  兵庫県知事
  • 1956年東京大学法学部卒業。自治省を経て、1970年兵庫県地方課長、以降、財政課長、農林部長、総務部長、副知事を歴任。1986年から兵庫県知事。知事就任以来、地方分権の推進に取り組み、中央集権制限法など地方自治の現場から提案。住宅宅地審議会委員、人権擁護推進審議会委員、地方制度調査会委員、全国知事会地方制度調査委員会委員長、瀬戸内海環境保全知事市長会議議長などを務める。著書に、「地方行政管理講座」、「兵庫2001年」、「新兵庫物語」、「大震災100日の記録_兵庫県知事の手記」、「暮らしの中から分権を」などがある。1997年フランス芸術文化勲章コマンドゥール章受章。
白石 隆 (パネルディスカッション・パネリスト)
  •  京都大学東南アジア研究センター教授
  • 1972年東京大学教養学部教養学科国際関係論卒業。1974年同大学院社会学研究科国際関係論修士。1977年コーネル大学大学院博士課程終了。1979年東京大学教養学部助教授、1986年コーネル大学博士(Ph.D.)、1987年コーネル大学助教授、1990年同准教授、1996年-1998年同教授などを経て1996年から現職。著書に、「An Age in Motion, Popular Radicalism in Java, 1912-1926」、「スカルノとスハルト」、「Network Power: Japan and Asia」、「崩壊」、「インドネシア、国家と政治」(サントリー学芸賞)など著書多数。
山本 正 (パネルディスカッション・パネリスト)
  •  (財)日本国際交流センター理事長
  • 1970年に(財)日本国際交流センターを設立。米国セント・ノーバート大学卒業後、ウィスコンシン州マーケット大学院にて経営学修士号取得。日米下田会議、アジア・ダイアローグ、日欧会議等、政策課題を中心に日本と諸外国との相互理解と協力関係を推進する事業を実施。その他、日米経済関係グループ(1979~81年)及び日米諮問委員会(1983~84年)の日本ディレクター、日韓21世紀委員会幹事委員(1988~91年)、国際文化交流に関する総理大臣私的懇談会委員(1988_89年、1993~94年)を務めた。現在は、日米欧委員会の日本ディレクター、日独対話フォーラム、日韓フォーラムの幹事委員等を務めるほか、1999年には「21世紀日本の構想」懇談会幹事を務めた。1990年ドイツ連邦政府よりドイツ連邦共和国功労勲章大功労十字章、1998年、大英勲章(C.B.E)を受賞。
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