「アジア太平洋研究賞(井植記念賞)」は、日本の大学で学んだ日本人及び留学生が執筆したアジア太平洋地域に関する人文・社会科学領域の優れた博士論文を顕彰するため、2001年に創設されました。
今年は、2014年3月以降に大学院博士課程を修了し(同時期に単位取得退学し、その後博士学位を取得した場合も含む)、大学院の指導教員の推薦を受けた論文を対象に募集を行いました。
全国の大学院から応募のあった論文について、選考委員会における厳正な審査の結果、湯川勇人氏の「東アジア秩序をめぐる日米関係:1930 年代の外務省による東亜新秩序の模索」が佳作に選ばれました。
淡路会議開催に併せて、2017年8月4日に行われた授賞式では、井植 敏 淡路会議代表理事から賞の授与が行われ、湯川 勇人(ゆかわ はやと)氏に賞状と記念品が贈呈されました。
続いて、片山 裕選考委員長から選考理由が説明されたあと、受賞者のスピーチがありました。