事業概要

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研究戦略センター

 センター長 御厨 貴

機構設立から蓄積してきた知見や全国的ネットワークを通じて、全国の多彩な研究機関、研究者との連携を図り、先導的な研究を戦略的にコーディネートしながら、「安全安心なまちづくり」と「共生社会の実現」に関する研究に取り組みます。 また、研究成果や機構の活動を、報告会や多様な媒体により、広く情報発信するとともに、県内外の研究者や研究機関とのネットワークを生かしたシンポジウム等をマスメディアと連携して開催することにより、全国に向けて積極的に発信します。 さらには、高度な学習機会を提供する連続講座の開催やアジア・太平洋の大学間の留学生や研究者の交流推進など、知的交流基盤の充実に取り組みます。

主な事業

  • 研究調査事業
  • 東日本大震災復興の総合的検証をはじめ、南海トラフ地震等の巨大災害への備えに資する「安全安心なまちづくり」に関する
    政策研究の実施
  • 少子高齢化、経済のグローバル化等の進展に対応する活力ある「共生社会の実現」に関する政策研究の実施及び県の政策形成を支援
  • 研究助成事業
  • HAT神戸に集積する研究機関等共同実施研究への助成
  • 知的交流文明発信事業
  • 21世紀減災社会シンポジウムの開催
  • 国際シンポジウム・フォーラム「淡路会議」の開催
  • 21世紀文明シンポジウムの開催
  • 自治体災害対策全国会議開催支援事業
  • 研究成果等情報発信事業
  • 研究情報誌「21世紀ひょうご」の発行
  • ニュースレター「Hem21」の発行
  • ホームページの運営
  • 学術交流推進事業
  • ひょうご講座の開催
  • HUMAP(Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific)構想の推進

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター

 センター長 河田 惠昭

阪神・淡路大震災の経験と教訓の継承、災害文化の形成、地域防災力の向上、防災政策の開発支援を図り、減災社会の実現に貢献するため、兵庫県が国の支援を得て平成14年4月に設置した「人と防災未来センター」の運営を行います。
当センターでは、災害ミュージアムとして阪神・淡路大震災に関する資料の展示、収集・保存のほか、実践的な防災研究や防災人材育成を推進するとともに、世界的な防災・減災・縮災の情報発信、ネットワーク拠点として活動します。

主な事業

  • 展示
  • 阪神・淡路大震災の経験や教訓、水害や津波の脅威など防災・減災に関する情報を「西館」「東館」でわかりやすく発信
  • 資料収集・保存
  • 阪神・淡路大震災や防災に関する資料等の収集、整理、データベース化
  • 災害対策専門職員の育成
  • 地方自治体における災害対応の中核を担う人材を育成する災害対策専門研修の実施
  • 実践的な防災研究と若手防災専門家の育成
  • 防災専門家を育成するため、若手研究員による震災の応急対応や復旧・復興に活かせる実践的・総合的な研究調査の実施
  • 災害対応の現地支援
  • 大規模災害発生時に、災害対応の実践的・体系的な知識を有する人材を災害対策本部等に派遣し、情報提供や助言を実施
  • 交流・ネットワーク
  • 国際防災・人道支援協議会(DRA)事業等の支援
  • ひょうご安全の日等支援事業や防災・減災啓発事業の実施

兵庫県こころのケアセンター

 センター長 加藤 寛

阪神・淡路大震災を契機とした、被災者や被害者のトラウマ(心的外傷)、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの「こころのケア」に関する取り組みを踏まえ、兵庫県が平成16年4月に設置した「こころのケアセンター」の運営を行います。

当センターでは、「こころのケア」に関する研究や研修、相談、診療などを実施するとともに、いのちの尊厳と生きる歓びを高める「ヒューマンケア」の理念に基づく講座を実施します。

主な事業

  • 研究
  • 研究員(精神科医、臨床心理士)による「こころのケア」に関する実践的研究の実施
  • 人材養成・研修
  • 「こころのケア」に携わる保健・医療・福祉関係者等を対象とした各種研修の実施
  • 「ヒューマンケア」の理念に基づき、県民向けのヒューマンケア実践普及講座や、その専門的人材としての兵庫県音楽療法士養成講座の実施
  • 相談・診療
  • 「こころのケア」に関する専門的な相談に応じる相談室を設けるとともに、精神科医による診察、治療等を行う診療所を運営
  • 情報の発信・普及啓発
  • 「こころのケア」に関するシンポジウムの開催や冊子の発行等による研究成果や情報の発信
  • 連携・交流
  • 関係機関等との連携を図るとともに、災害、事件、事故発生時等にこころのケアに関する支援チームを派遣