21世紀 文明研究セミナー2011


C 防災 南海・東南海地震を踏まえた広域災害の対応 ※申込多数につき募集終了しました
* C-1(10/26)、C-2(11/9)、C-3(12/2)、C-6(2/8)は、 人と防災未来センター東館4階 (兵庫県立大学防災教育センター大教室) に会場変更しました。

開催日・テーマ・講師 講義内容 講義風景・配付資料
平成23年10月26日(水)
13:30〜15:00

人と防災未来センター東館4階に会場変更
東日本大震災の発生は、今世紀中の発生が確実視されている東海・東南海・南海地震対策の考え方を根本から考え直さなければならない状況を生み出した。それは、(1)想定を超える津波が甚大な犠牲を生んだこと、(2)1959年伊勢湾台風災害以来の複数都道府県型巨大災害となったこと、に起因するところが大きい。将来のスーパー広域災害に備え、これらの教訓をどのように踏まえるべきかを考える。
東日本大震災を踏まえたこれからの津波防災について
奥村 与志弘
(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター主任研究員
配付資料
平成23年11月9日(水)
13:30〜15:00

人と防災未来センター東館4階に会場変更
東日本大震災後の災害時要援護者への対応について、主として宮城県内被災市町への調査結果を基に、新たに出現した課題(想定ハザードの見直し、福 祉避難所の運営指針づくり、発災時の要援護者個人情報の用い方)とその解決策について考える。
東日本大震災から見えてきた災害時要援護者支援の課題
立木 茂雄
同志社大学社会学部教授、(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター上級研究員
配付資料
平成23年12月2日(金)
13:30〜15:00

人と防災未来センター東館4階に会場変更
震災時には、緊急車両の運行・救援物資の輸送・被災者の避難など平常時とは全く異なる様々な交通が発生する。一方で、道路の寸断等によって通行できる容量は激減する可能性がある。そのようななかで、緊急時の対応はどうあるべきなのか。東日本大震災では、阪神淡路大震災の教訓が生かされた面もあったし、そうでなかった面もある。これらも含めて今後の対応策について考察する。
震災時の交通対策
中川 大
京都大学大学院工学研究科教授、(公財)ひょうご災記念21世紀研究機構人と防災未来センター上級研究員
配付資料
平成23年12月21日(水)
13:30〜15:00
災害とは同時多発的な喪失体験であるが、特に今回の東日本大震災においては、津波により家屋や家財道具などの全てを喪い、大切な家族や友人との死別、自身の健康障害、職業や経済的喪失、住み慣れた故郷の街の風景やコミュニティの喪失などに対しての、長期的なグリーフケアが必要とされるだろう。
災害における喪失と悲嘆へのグリーフケア
村上 典子
神戸赤十字病院心療内科部長
配付資料
平成24年1月18日(水)
13:30〜15:00
東日本大震災による経済復興の問題について論じるとともに、現在進められている雇用創出の手法であるキャッシュ・フォー・ワークについて論じる。 キャッシュ・フォー・ワークは主に人道支援の分野で、途上国における紛争や自然災害からの復興過程に取り入れられてきた手法だが、今回の東日本大震災では日本独自の方法で進められている。その取り組みについて紹介する。
 東日本大震災の経済復興と雇用創出
永松 伸吾
関西大学社会安全学部准教授、前(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター主任研究員
配付資料
平成24年2月8日(水)
13:30〜15:00

人と防災未来センター東館4階に会場変更
東日本大震災やこれから起きる南海地震などの巨大災害では、津波や市街地大火が発生し、それから避難によって命を守ることが欠かせません。どうすれば、大火や津波あるいは土石流や火砕流などから命を守ることができるのか、広域避難のあり方とその対策について、ハードウエアだけではなくソフトウエア、ヒューマンウエアにも触れて、検討します。
巨大災害と広域避難
室ア 益輝
関西学院大学総合政策学部教授、(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター上級研究員
配付資料



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