21世紀 文明研究セミナー2011


D 環境 循環型社会

開催日・テーマ・講師 講義内容 講義風景・配付資料
平成23年10月19日(水)
13:30〜15:00
 循環型社会形成は基本計画の第二期に入り、より一層の資源循環に加えて、低炭素社会の形成上の政策に深く関係するようになった。多くの都市で廃棄物処理施設の建て替えや分別収集の強化がなされている。今後は、エネルギの回収と都市エネルギシステムとしての活用が期待され、また、アジアにおける循環形成に向けての貢献が要請されている。他方で暮らしの中で廃棄物・資源循環を捉える領域でも、費用負担や運営の広域化・民間連携等の新たな課題に取り組んでいく必要がある。
循環型社会の課題と展望
盛岡 通
関西大学環境都市工学部教授
配付資料
平成23年11月2日(水)
13:30〜15:00
兵庫県の廃棄物行政を推進するための行政計画であり、県民、事業者、行政の参画と協働のもとに、持続可能な循環型社会の実現を目指す指針でもある「兵庫県廃棄物処理計画」のこれまでの進捗状況及び平成22年9月に策定した第6期兵庫県分別収集促進計画の概要を報告する。
兵庫県廃棄物処理計画の進捗状況
石岡 之俊
兵庫県農政環境部環境管理局環境整備課 課長補佐兼廃棄物指導係長
配付資料
平成23年12月7日(水)
13:30〜15:00
廃棄物行政は各地方自治体における特色のある市民サービスが行われている。分権の観点から、先駆的な行政サービスも見ることができるが、一方で3Rの進捗に伴う行政サービスの複雑多様化に効果的に対応することも求めあれている。古くからある広域化(事務組合から広域連合まで)の動きもみながら、市民とともに持続可能な環境行政の実践についての参考となればと考える。
廃棄物の減量・資源化の維持・拡大に向けた自治体責任
植松 賢治
神戸市環境局資源循環部リサイクル推進課長
配付資料
平成24年1月11日(水)
13:30〜15:00
環境問題は人間社会と自然界の物質代謝の帰結であり、物質代謝をより活性化しようとする営為こそが開発である。このことから「開発」と「環境」はトレードオフの関係にあると言われる。しかし「廃棄物処理」を「廃棄物管理」に拡張し、循環型社会の構築を目指すとき、新たな展望が生まれる。日本の役割は、先行者として正も負もある経験を国際協力を通じて後発者に伝え、条件に応じてこの展望の具体化を支援することにある。開発途上国との国際協力の現場における日本のさまざまな取り組みを紹介し、この問題を考えてみたい。
開発途上国における廃棄物管理に向けた取り組みと日本の国際協力
吉田 充夫
独立行政法人国際協力機構国際協力専門員、東京工業大学大学院環境理工学創造専攻連携教授
配付資料 1  配付資料 2
平成24年1月27日(金)
13:30〜15:00
兵庫県の取り組み
1 ひょうごエコタウン事業の概要
2 主な事例
・ あわじ菜の花エコプロジェクト
・ セメントリサイクル事業
・ 家電リサイクル事業(兵庫方式)
・ バイオマスモデル事業
兵庫県におけるリサイクルの取組
阿多 修
(財)ひょうご環境創造協会常務理事
配付資料
平成24年2月10日(金)
13:30〜15:00
・阪神・淡路大震災における災害廃棄物処理の概要
・東日本大震災における災害廃棄物処理の現状
・災害廃棄物のリサイクル
・東日本大震災の災害廃棄物処理への助言
災害廃棄物とリサイクル
寺谷 保
(財)ひょうご環境創造協会参事
配付資料



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