会場 : 人と防災未来センター東館
開催時間 : 13:30~15:00
月日 |
テーマ |
キーワード |
講師名 |
所属&役職 |
講義内容 |
10月31日(金) |
微小粒子状物質(PM2.5)の越境移流と国内の取り組み |
越境大気汚染、自動車、発生源解析、大気汚染常時監視 |
平木 隆年 |
兵庫県環境研究センター大気環境科長 大気環境学会理事、工学博士 |
中国大陸からの越境大気汚染が注目されているPM2.5に関して、日本への輸送状況の予測などを含め、国内の監視体制や発生源を特定するための研究などを紹介します。 |
11月12日(水) |
循環型社会の創造に向けた再生可能エネルギー導入の今後のゆくえ |
地球温暖化、二酸化炭素の排出削減、再生可能エネルギー、太陽、風力、バイオマス、地熱、海洋エネルギー、固定価格買取制度 |
鈴木 胖 |
(公財)地球環境戦略研究機関関西研究センター所長 |
化石燃料の大量消費(二酸化炭素の大気への大量排出)が引き起こした地球温暖化
二酸化炭素の排出をどのように減らして行くか
化石燃料の消費量を減らす(エネルギー利用効率の向上)
低炭素化石燃料(天然ガス)への転換
二酸化炭素排出のないエネルギーの開発
原子力開発 安全性が確保できるか 市民が受け入れるか
再生可能エネルギーの開発
化石燃料の使い方を(二酸化炭素を大気に排出しないよう)抜本的に見直す
再生可能エネルギーの開発と利用促進策
再生可能エネルギーの利用技術
太陽光発電、太陽熱発電、風力発電(陸上、洋上着床式、洋上浮体式)、地熱発電
固定価格買い取り制度(Feed in Tariff 略称FIT) |
11月28日(金) |
瀬戸内海における環境学習の取り組み |
干潟 子どもの心の発達 自然の教材 海ごみ |
足利 由紀子 |
NPO法人 水辺に遊ぶ会理事長 |
1.「干潟」という環境の重要性
2.現代の子どもたちにとって「環境学習」はなぜ必要なのか?
3.取り組み事例紹介
・自然観察会で心がけること
・オリジナルな教材の利用
・漁業や郷土史など地域文化を取り込む
4.多くの人を巻き込んだ活動を行うために |
1月14日(水) |
環境危機への対応・災害と化学物質 ~PCB汚染への取り組み~ |
POPs、ドナウ川、PCB処理、災害、国際連携 |
中野 武 |
大阪大学先端科学イノベーションセンター教員・特任教授 ひょうご環境創造協会研究参与 |
化学物質汚染は、通常時よりも、地震、戦争、洪水、津波など、災害時に、より環境リスクが高まる。化学物質汚染は、震災や戦災時に、その影響が大きくなりうる。内戦によるセルビアのドナウ川の汚染と環境浄化に、日本のPCB処理や、化学物質管理を生かす取組みとともに、国内の研究機関、行政機関、民間の協力で、JICA草の根プロジェクトによる国際連携について紹介する。http://globalgreengroup.org/ |
1月28日(水) |
アジアにおける環境研究を通じた国際協力について |
国際協力、研究、人材育成、気候変動 |
辻原 浩 |
(公財)地球環境戦略研究機関アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)センター事務局長 |
準備中 |
2月4日(水) |
里山林の生物多様性とその保全・再生の取り組み |
里山林、生物多様性、植物、市民参加 |
石田 弘明 |
兵庫県立大学自然・環境科学研究所 教授 (併任)兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員 (併任)兵庫県森林動物研究センター 主任研究員 |
薪炭生産などに利用されてきた里山林には多種多様な生物が生息しています。しかし、燃料革命以降、里山林の利用・管理はほとんど行われなくなり、その結果、里山林の生物相は急激に変化しています。本講義では、里山林の特性と現状について解説すると共に、その保全・再生に向けた取り組みをご紹介します。 |