第20回アジア太平洋研究賞(井植記念賞)受賞者の紹介

概要
  • 賞の概要と受賞者決定までの流れ

    「アジア太平洋研究賞(井植記念賞)」は、日本の大学で学んだ日本人及び留学生等が執筆したアジア太平洋地域に関する人文・社会科学領域の優れた博士論文を顕彰するため、2001年に創設されました。

    今年は、2016年3月以降に大学院博士課程を修了し(同時期に単位取得退学し、その後博士学位を取得した場合も含む)、大学院の指導教員の推薦を受けた論文を対象に募集を行いました。

    全国の大学院から応募のあった論文について、選考委員会における厳正な審査の結果、 岡田美保(おかだ みほ)氏の「日ソ国交回復交渉の再検討-ヤルタ合意と二つの対日交渉方針-」が本賞に、 于海春(う かいしゅん)氏の「中国の権威主義体制下におけるメディア統制の重層性―現代中国におけるローカルメディアとメディアシステムの比較分析を通じて―」、 長岡慶(ながおか けい)氏の「現代ヒマーラヤ世界におけるチベット医学の制度化と病気治療―インド北東部タワンの暮らしと病いの民族誌―」、 南波聖太郎(なんば せいたろう)氏の「ラオスにおける社会主義と中立主義の相克:デタント期社会主義陣営の最辺境における解放区の多元的展開(1945-1975)」が佳作に選ばれました。










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