井植敏淡路会議代表理事の挨拶に続いて、同志社大学政策学部の阿部茂行教授の進行により、4人の講師の方々から基調提案をいただきました。まず、お一人目の財団法人神戸都市問題研究所理事長の新野幸次郎氏から「減災・人とまちづくりと危機管理」についてお話いただきました。続いて、産経新聞論説委員兼大阪特派員である千野境子氏から「戦災と震災を超えて」、戦略国際問題研究センター共同設立者・理事であるユスフ・ワナンディ氏からは「東アジアにおける戦略的発展」、最後に独立行政法人経済産業研究所長の吉冨勝氏からは「アジア危機の教訓をどう中国経済へ適用するか-日本の役割」と題して提言いただきました。 昼食をはさんでフォーラムの後半は、同志社大学法学部の村田晃嗣助教授の進行により、メンバーそれぞれのご専門的な視点から自由活発な討論が展開されました。 最後に2日間にわたる淡路会議の締め括りとして、五百旗頭教授から、外交安全保障、経済安全保障、災害・防災を中心とする国内安全保障、文化交流と多様な価値観の共存・共生の4分野について言及した淡路会議声明の素案が読み上げられ、メンバー全員による賛同と確認がなされ閉会しました。